むち打ち症は、交通事故などによる急激な首の動きによって、首や肩、背中などに痛みやしびれなどの症状が現れる状態です。
むち打ち症の原因
むち打ち症は、主に交通事故による急激な首の動き(むちのようにしなる動き)が原因で起こります。自動車の追突事故や、スポーツ中の衝突などが代表的な例です。
むち打ち症の症状
むち打ち症の症状は、人によって様々ですが、一般的には以下のような症状が現れます。
- 首の痛み: 首を動かすと痛みが強くなる。
- 肩や背中の痛み: 首の痛みとともに、肩や背中にも痛みが出る。
- 頭痛: 頭の重みや、後頭部やこめかみの痛み。
- めまい: 立ちくらみや回転性のめまい。
- 吐き気: 吐き気や嘔吐。
- 耳鳴り: 耳鳴りや難聴。
- 集中力の低下: 集中しづらくなる。
- イライラ感: イライラしやすくなる。
- 不眠: 眠りが浅くなる。
これらの症状は、事故直後から数日後に現れることもあれば、数週間後、数ヶ月後に現れることもあります。
当院での施術
急性期は、首を動かさないように安静にします。患部にアイシングを行い、痛みや腫れを軽減します。
急性期以降は、温熱療法、超音波治療、電気治療、手技療法などで、血行を促進し、筋肉の緊張を解き、関節の動きを改善することで痛みを軽減します。
むち打ち症は、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。症状が出たら、早めに受診し、適切な治療を受けることが大切です。
- 筋肉の緩和: 首や肩、背中の筋肉を丁寧にほぐし、血行を促進します。
- 関節の調整: 頸椎の関節のズレを調整し、神経の圧迫を軽減します。
- 骨盤矯正: 骨盤の歪みを整えることで、全身のバランスを整え、首への負担を軽減します。
むち打ち症の予防
むち打ち症は、交通事故など予期せぬ出来事が原因となることが多いですが、以下のような点に注意することで、ある程度予防することができます。
運転中の安全運転: 安全運転を心がけ、急ブレーキや急加速を避けましょう。
シートベルトの正しい着用: シートベルトを正しく着用することで、首への衝撃を軽減できます。
ヘッドレストの調整: ヘッドレストの高さを適切に調整しましょう。